新サクラ大戦まとめ2
もくじ
旧キャラクターの扱い
ここまでいろいろと言っておいてなんですが、「否」な部分はあれど、せっかく14年ぶりにゲーム出してくれたんだからっていう恩義もあって事でだいたいの事は目をつむれたんですよ。つむろうと思ってたんですよ。
そんなウソやろ?!と思うかもしれませんが、サクラ大戦は年末年始に公式サイトがアドレスの契約更新忘れで落ちていたジャンルなんですよ。
新展開があるだけでありがた嬉しかったんです。
新サクラ大戦の最大の「否」ポイントであり、私がどう転んでも目をつむれなかった特大地雷が
前作がハッピーエンドで終わっていた旧華撃団メンバーを突然酷い状況に追い込み、それを全く解決せずに終了してしまった。
という所です。
唯一まともな出演のあった「神崎すみれ」もかつての大切な仲間から1人取り残されて、いつかみんなは帰って来ると信じ続けてみんなといた大切な家(帝劇)を1人守り続けてる…という散々な状態。
個人的にはもうこれだけでクソゲー判定です。
真宮寺さくら(夜叉)役の横山智佐さんが役のオファーを2回断ったり、神崎すみれ役の富沢美知恵さんが苦悩していた(お2人のインタビューより)のが今になってよく分かりました。
お2人のインタビューはこちら
インタビューをよく見たら、横山さんは最初から「この作品は私にとっての『サクラ大戦』とは違うもの」と言ってました…。富沢さんも、セガから「サクラ大戦」という名の作品が出て、それに「神崎すみれ」が出る以上断るわけにはいかなかったのが…出演断って神崎すみれ役が他の人に渡るなんて論外なので、逃げ道がなかったんだという状況が見てとれて悲しい。
こんな結末望んでなんていなかった。
みんなが敵と一緒に封印されるなんて未来のために私はサクラ大戦を応援して来たのではありません。
笑って、大好きなキャラクター達が明るい未来をつかんでる姿が見たかったから。なのに、応援して来た結果つきつけられたのがこれでした。
無理矢理旧キャラを出して欲しかったという訳でなく、華撃団を円満引退してるとかで充分だったんですよ…何でよりによって不幸な目に合わせるんですか。
こんな未来だったらゲーム出してくれないで公式サイト年末年始に落としててもらって良かったですよ。だって、「V」~DSで出た「君あるがため」までのサクラ大戦の歴史なら、旧帝都・巴里・紐育のメンバーたちは明るくそれぞれの都市で生きてくれていたんですから。
戦いなんだからこんな展開になっても仕方ない、との考えも一理はあるとは思います。ですが私はそもそも大神華撃団と大河率いる紐育華撃団の面々が負ける事、自分達も封印されてしまうような事態になる事がまず有り得ない事だと考えてます。
「生きて帰る」事の大切さを知ってる人達の結末ではないです。
なので新サクラ大戦の基本の設定の時点でもう「サクラ大戦」として有り得ない事に。
その封印になった原因の「降魔皇」って突然そんな存在が出て来た…ってのも違和感がありますし。二都作戦の時点で「復活させてはいけない」と言ってるので新しく生まれた存在ではなく、それなりに昔からいる存在らしい。それなら叉丹や京極、長安がいろいろ帝都を刺激した時に出て来なかったのは何故?という話にもなります。
上級降魔とかも人の姿をしてる前例…なくもないですが(1の殺女)基本は「降魔」というのは見た目からしてグロテスクな知性のないバケモノの事で、人間と同じ姿をした知性を持つ降魔って全然出て来なかったのに新サクラにはポンポン出て来ます。
しかも「降魔」とは日本の東京に出て来る魔物の名前であって世界的な魔物ではないはずなんですが…つまり、基礎設定からしていろいろ怪しいという事です。
最初は嬉しかったマップ各所で拾える初代華撃団のブロマイドも、封印設定知った後だと封印されたキャラのブロマイド拾わされるって、何ですかこれは嫌がらせですか?
旧作ファンは封印されてるのに何故かゴミみたいにいろんな所に落ちてる旧キャラのブロマイドを拾わされて心が抉られ、新規の方からしたら「お前ら誰やねん」って謎なキャラの絵をひたすら拾わされるって事になりますし。
誰得だよ要素と化してました。
というかブロマイド拾わすなら過去作の売店で本当に販売されてた絵柄にした方が現実感あったかな。勝利のポーズの写真はともかく、霊子甲冑の中の写真や主人公とのデートシーンの写真っていつ取ったの…
私はこの新サクラ大戦をサクラ大戦の「正史」として断固として認められないので「パラレルワールド」とでも解釈しようと思います。
旧テレビ版サクラ大戦でゲームと全然展開違うやないかい!みたいな。
それか、原作者の広井王子氏がメインに参加していないので
「原作者が作ったものではない=本筋ではない」
つまり二次創作の同人ゲームと解釈するか
元々サクラ大戦の世界って大量分岐する世界なので
(大神編14分岐×大河編7分岐で98通り)
そのうちの1つの世界がうっかり新サクラ大戦の世界に分岐しちゃったとかの解釈ですかね。1つぐらいだったらまあ…有り得るんじゃない?ぐらいのノリで。
上の大神の14分岐という数字は13人のヒロイン+4の大神EDの誰も選ばない未来、大河の7分岐は星組+ラチェットの6分岐と公式では存在してませんが大神EDと同じく誰もパートナーを選ばなかった大河EDで7分岐。
誰も選ばない可能性は大河にも普通に有り得る未来だと思うので。
その世界の中でどの世界が新サクラ大戦へ分岐したかを考えたら私は「大神も大河もパートナーを選ばなかった世界ではないか」という結論に至りました。世界を守る戦いの中で隊長2人に愛するパートナーがいるかいないかって大分モチベに影響出る話だと思うんで。
愛がない世界だったからあんな世界に堕ちたんだと。
新サクラ大戦の世界、私には愛が感じられない世界だったよ。
他は割と許容範囲だったんですが、旧華撃団の設定が足を引っ張りすぎでヤバイです。
ゲームの総括
サクラ大戦シリーズの初代のセガサターンからのファンの評価としては
サクラファンとしてではなく、ゲーム単品だけ見ても考えても旧キャラ抜きにしても意味不明なシナリオ、ステージ数も少なく単調な戦闘、ミニゲームはこいこい大戦のみ、クリア後のおまけモードもない。せっかくヒロインに好きな子ができても天宮さくらばかり出て来て意味がない。
ゲーム評価サイトのゲームカタログさんでは最初クソゲー+シリーズファンから不評判定された後、編集合戦になって荒れちゃって記事が保護されて今の所判定なしになっていますが…。クソゲー判定部分は人によって多少のブレがあるかなと思いますが(アドベンチャーパートのおもしろ選択肢が増えてたり楽しい部分もなくはないですし)
が、セガサターン発売当初からサクラ大戦を触っていて、イベントにも10年以上行ってコンテンツが下火になってた時期も普通にずっとファン活動していた私が無残なこの仕上がりにガチで泣くぐらいの酷さを持っているゲームだとだけは記しておこうと思います。
「サクラ大戦奏組」とか男女逆転サクラ大戦とかシリーズとしては変化球投げられたりしたりしても応援して来ましたが、新サクラ大戦だけは無理でした。
ゲーム発売ワンチャンないかな?とずっと期待してたシリーズファンが、満を持してその待ち望んでたこの新作ゲームに対しての感想が「これなら出してくれない方がマシだった」「この世界線はなかった事にしよう」です。
今のセガにはとりあえず既存のサクラ大戦1~5とコラムスやミステリアス巴里、エピソード0なんかを今のゲーム機でも遊べるようにしてもらって…後はもうサクラ大戦に触らないで下さい、もうほっといて下さいという気持ち。
もう新サクラの新展開は出て欲しくないです。
戦場のヴァルキュリアシリーズが「蒼き革命のヴァルキュリア」というナンバリングではないタイトルを出して「コレジャナイ」ってブッ叩かれたあとに「戦場のヴァルキュリア4」ってナンバリングタイトルを復活させてるので…
サクラ大戦も、広井氏あかほり氏藤島氏をしれっと復活させて「サクラ大戦6」…作りませんか?作らないですか?
藤島先生復活が無理そうならせめて松原秀典さんで。
甦った夢は悪夢でした。
メディアミックス
そして恐ろしい事に新サクラ大戦はゲームの発売前からテレビアニメ化、舞台化等のメディア展開が決定していました。
(舞台版)
舞台化も伝統だった声優舞台ではなく俳優舞台になってしまいました。
一応「サクラ大戦奏組」という男女逆転サクラ大戦の舞台が俳優舞台で、前例がない訳でもないんですが、そちらは2回ほど公演をやったはものの凍結状態になってます。奏組舞台があまり振るわなかった原因はやはりサクラ大戦の舞台は「声優舞台」を望んでる人が多かったからなのでは?と考えてます。
忙しい売れてる声優ばかりだから声優舞台は難しいだろうとは分かってますが、なら無理して舞台化しないでも良いんですよね…。それかサクラVみたいにもう最初から舞台畑の声優さんをキャスティングするという手もあったんですけど。
あとはもういっその事ゲーム版も声優さんではなく「俳優さん」をキャステングするとか。
しかし、新サクラ大戦の舞台はこれまでずっと声優としても舞台女優としても神崎すみれ役を演じて下さっていた富沢美智恵さんを差し置いて舞台新サクラ大戦は神崎すみれ役を俳優に渡すという暴挙にまで出ました。
旧シリーズの声優や舞台事情は何があっても役を他人に渡したりしません。
サクラ大戦の舞台は声を当ててる人がその役の唯一無二の人としている所がありまして。舞台版のオリジナルキャラがドラマCDやアニメにゲスト出演した場合でも舞台の俳優さんがそのまま役を担当されているぐらいです。
プライベートの事情で富沢美智恵さんが舞台出演が難しくなった時も「神崎すみれ」が丸々引退する、という設定にしたぐらいです。
なのに俳優に神崎すみれ役を渡すって正気なんだろうか…とすら思いました。
コロナウィルスの影響で当初の予定の2020年3月からズレこんで同年11月に開催されました。
ニコニコ生放送でプレミアム会員だと全編無料視聴できるという放送が行われたため、筆者は舞台内容は確認済です。
2022年現在、ゲームの5話までのストーリーの舞台化がされています。
舞台演劇だけでなく「ライブ形式」での公演も複数回。
声優ならともかく俳優のライブって?って疑問ですが。
舞台のライブパートで旧作の帝都・巴里・紐育、奏組の曲をカバーしまくりです。
2022年4月のライブコンサートが最後で次回公演があるかはわからない状態です。
>舞台内容の感想(ネタバレ)
新サクラ大戦のゲーム内容をそのまま舞台化した感じです。
天宮さくらが華撃団に来る所から2話までのストーリーをそのまんま。
ゲームの選択肢(観客の拍手の大きさによって選択肢が決まる)
コミュニケーションモード
などのゲームシステムも出来る限り再現されていて。
神山(主人公)視点で舞台が進行します。
神山はゲームの声優さんが直接声を当てていて、なんというか…ゲーム画面がそのまま実写で再現されてる感じです。え、だったらゲームやるんで充分じゃない?
前作シリーズの舞台は役者が全員声優って事もそうですが、ゲーム本編の話ではなくサイドストーリー的な内容で、主人公の大神・大河は普通に役者の1人として舞台に登場しているのでかなり内容違います。
ゲネプロ(事前に記者向けに上演される公演)の記事の1つに男性向け2.5次元舞台と表現されてしまって、前作の舞台しか頭になかった時は「いやサクラ大戦の舞台は男性向けじゃないだろ」ってその記事に反発していたんですが、実際に見てみたら…ごめんなさい男性向けって表現してもこれは仕方なかった。
「サクラ大戦の舞台」を何も分かってない人達が作ったなって感想です。
新花組の俳優さん達は大分キャラに寄せて演技されていて努力されているなというのは伝わって来ましたが、舞台の構成やそもそも壊滅的なゲームシナリオが基盤なので…という。
富沢美智恵さんじゃない神崎すみれも今度は声すらも違くなって完璧別人化してましたし。
後半は完全にライブパートでキャラソンをメドレーで歌っていきます。
それぞれの役者さんちゃんと歌が上手い事もオーディションの前提にあっただけあってここは安定して聴いてられる場所ではあるんですが初代帝都花組の曲を使うという事件が発生。
・夢見ていよう(前作テレビアニメのエンディング)
・花の戦士(パチンコの曲)
が使われてしまいました。
「花の戦士」に至ってはオリジナルのキャスト(初代花組)がライブで歌った事がないものでした。それを声優ですらない俳優新花組が先にライブで歌うという事態が発生してしまい、大分ガッカリしてしまいました。
この部分は聴きたくなかったので私はこの場面になったらミュートかけました。
総合すると、新サクラ大戦が好きな人なら普通に楽しめる内容ではあるけど前作のシリーズの舞台の伝統をまたこれでもか!とブチ破ってる舞台。
まあだいたいゲームの評価と同じですかね…
新ゲキテイのサビの振りがオリジナルゲキテイのふりと同じだったり
完璧別人化してるすみれが富沢さんのトッッップスタァを真似たり
変に前作に寄せてこられる部分があって、そこはイライラポイントでした。
舞台内容とは関係ないですが、最初は当然この舞台のインターネット配信は有料だった訳ですがニコニコのプレミアム会員のみとはいえ円盤発売前に無料配信を行うというお金をかけて見てくれた人にかなり失礼な事もやらかしてます。
田中公平先生がライブに使う前作の曲をTwitter上でリクエスト取って、三都華撃団達が帰って来ない状態で曲だけ使われるのはちょっと…って意味で荒れたりもしたり。
できれば私は新サクラの楽曲だけで頑張っていって欲しいと思いましたが、前作の曲を使用されるのはなんだかんだ理由付けられて止められなかったです…
前作シリーズでは巴里・紐育の合同公演の時に「奇跡の鐘」(帝都花組の曲)を1回使ったぐらいだったのに新ではもう最初から前作の曲に頼りっぱなしなんですもん…少なくとも私は新の舞台は金出して見たい内容ではないです。
>舞台の神様…?
新サクラ大戦舞台の唯一の完全新曲で、俳優すみれの歌う「舞台の神様」という曲が披露されました。
作曲の田中公平先生が言うには
らしいんですが
舞台の神様ってレニ・ミルヒシュトラーセというキャラの固有の言葉で、他のキャラクターに使って良いような言葉じゃないんですけど??
歌謡ショウ「紅蜥蜴」にて、富沢さん演じるすみれにレニが励ます時に確かに「舞台の神様」という言葉を使うんですが、この単語をサクラ大戦のキャラで使ってるのはレニだけですし、初めてこの単語が出たのはゲームのサクラ大戦2の第9話でのヒロイン分岐に関わるイベントです。
公平先生の中では「紅蜥蜴でレニがすみれに励ましに使った言葉」でゲームでレニが言ってた事スッカリ忘れてたみたいですね。
分かりやすく例えると、レニの「舞台の神様」とは
サクラ大戦で言うとジェミニの「なんちてなんちてー」とか、リカの「くるくるくるー」シーの「ヒューヒュー!」プラムの「きゃふーん」等のキャラ特有の単語。
ワンピースで言うとルフィの「海賊王に、俺はなる!」
ばりのキャラ特有のセリフで、他のキャラに使用できるような単語じゃないんですよ。
それをしかも実際に言ったのは富沢さん演じるすみれに対してなのに俳優のすみれの新曲として作るという二重三重にアウトな事をされて来ました。もう本当の最初の最初からのスタッフの田中公平先生にこんな事をされてメンタルボロボロです。
最後の良心かと思ったらむしろ公平先生も旧作破壊の一端を立派にになってたという…
そもそも、すみれ役が俳優になるという時に止めなかったですし、新の舞台に積極的に旧作の曲採用してるの公平先生その人ですからね。
ちなみに、このスクショのツイートの後「いや舞台の神様ってそういうんじゃないんですけど」ってツッコミ入れたら先生は該当のツイート削除されてまして、現在は確認出来ない状態になってます。
削除したという事は、何かしら思う所あってくれたんだなとは思いますが。
それに神崎すみれ個人のキャラ設定ですが、舞台の神様…に頼るよりかは
自分こそが女神!!と言っちゃうようなキャラクターですし
結果、すみれとレニと2人のキャラ設定破壊ソングになりました。
これまでは作詞は原作の広井王子氏がすべてを担当したため、こういった設定破壊ソングは生まれなかったんですが…曲作る前に設定確認してくれよと。
(漫画版)
集英社週刊ヤングジャンプにて、野口こゆり作画イシイジロウ脚色にて全3巻。
ゲームのストーリーをそのまま漫画化。酷評を受けてか、ゲームと違う部分が結構ありますが改良だったり改悪だったり。おそらくラスト打ち切りになって無理矢理まとめてます。
>改良部分
幻庵が夜叉を作った目的がハッキリ語られる。
アナスタシアのスパイ発覚→花組に復帰の流れが恰好良い。
旧華撃団が生存してる事が確定。
>改悪部分
主人公が神山ではなく天宮さくら。
あざみの主役回で連盟に拉致されるのは神山とあざみだけだったのが+天宮さくら。
伯林が一般市民のいる場所で構わず戦闘する危ないやつらに。
夜叉が自分を真宮寺だと思い込むほど真宮寺の記憶を持ってる。
華撃団大戦の倫敦戦やラスボス戦が天宮の必殺ワンパンで終了。
ラスト回り、打ち切りが確定したのが原因かいろいろ端折りすぎで怒涛の展開。
幻庵が夜叉を作ったのは要するに現帝国華撃団に対する嫌がらせって感じ。
敵らしい行動、とまあこれは一応納得は出来ました。
夜叉が真宮寺の記憶を凄く持ってるというのが1番の改悪でしょうか。
確かにその方がまさか真宮寺さくら本人?と惑わせるのですが、そのせいで
「あの方(おそらく大神さん)がお戻りするまで…
あたしが帝国華撃団を守らねば…!」
と言いながら消滅する夜叉という血涙もののシーンを見せられる事に。
他にも
「あたし達が何度帝都を救ったと…」
「十年もの間あたし達を見捨てておきながら あたし達を差し置いて帝国華撃団を名乗るなど」
「花組を返せ」
そのまま新のスタッフに言ってやりたいセリフを夜叉が言いまくります。
これ横山智佐さんのボイスで聞かされないで本当に良かった…
漫画版最終回でいきなりすみれが実は旧華撃団救出作戦を凄く立ててました(政府の承認が下りなくて実行できなかった)という設定をブチ込まれたりもしたんですが、今更そんな事やられてもなあ…という感じです。
旧キャラ達が生存確定されたのもですが、これ酷評されてから入れたんじゃないかなという感じがしますし。生存確定とすみれが救出作戦を立案していた事、ゲームで初めからやってもらえてればちょっとは印象違ったかもですが。
まあ「10年以上旧華撃団は敵と一緒に封印」という結果がある限り、どんな理由や設定持って来られてもセガと新サクラ大戦スタッフに対する私の失望は変わらないんですがね。
後は世界華撃団連盟が戦艦何隻、重巡何隻、駆逐艦は数えきれないほどの保有しているしているとか。何でそんな軍艦持ってるの?各華撃団に1~2隻で良くないですか?
人間対人間の戦争目的なら沢山軍艦を保有しているのも分かりますけど。
サクラ大戦世界は第二次世界大戦が勃発しない世界なんですよね。
対魔物兵器ならそんなに軍艦を量産する意味が全くないですし。
霊力持ちの人間じゃないと魔物に対抗できないからそもそも華撃団が設立されたので、一般人が操作する軍艦が大量にあっても無駄です。
ゲームと同じでツッコミ所が多すぎて書ききれない。
作画の方は連載当初はゲーム発売前でゲームの残念な内容が露呈する前でTwitterのトレンドにも新サクラ大戦関連が登場するぐらいには世間の注目をあびてた作品のコミカライズという事で気合を入れて作画されてたかもですが、後半の作画崩壊が酷かったです。
顔面崩壊デッサン崩れ当たり前、仮にもギャルゲーのヒロインなのにキャラが全然可愛くない、神崎すみれも変なマロ眉に描かれてしまっていて…
初代帝都花組9人の集合写真が出るコマがあるんですが、適当すぎる顔で描かれてしまうしでまあ…そのキャラ1人1人に物凄い思い入れがある固定ファンが付いてる事、作画の野口さん全く理解していなさそうだ…
単純にキャラの描き分けも出来てなかったりして真面目にこのキャラ…誰?ってなる所も。
描き分けもですが凄く絵が見辛かったですし。お世辞抜きで本気でこのコマ何をしてるシーンなの??と悩む所がありました。
(テレビアニメ版)
途中心くじけまくってましたが一応全12話全編視聴しました。
専用テレビアニメ記事で全編ネタバレありの感想を書いて行きます。