新サクラ大戦 the Animation
*アニメのネタバレ注意
2020年4月から6月にかけて全12話が放映されました。
ストーリーはゲームの後日談で、なんと新サクラ大戦のゲームをプレイしている前提で設定説明とか一切なく物語がスタートします。
そのせいでかなりの初見バイバイで脱落者多数なんですが、セガの人はアニメ見てゲームやってみたいと思ってくれるように後日談にしたって言ってました。(アニメディアに掲載されたインタビューより)わけがわからないよ。
メカは3Dで良いとして、なんとキャラも3Dのフル3Dアニメーション。
キャラは2Dが良かったです…3D特有の変な動き慣れません。
古き良き太正時代が背景なのでキャラは手書きでお願いしたかった…
その3Dキャラのせいで「神作画」とかが生まれようがなく…変な作画崩壊が起きないというメリットもありますが、基本似たような絵を12話永遠見させられるのでつまらない。作画監督によって絵柄を楽しむという見方もできなくてつまらなかったです…
なんでも3Dアニメは作るのに時間がかかるという事で、アフレコはアニメ開始の約1年も前に収録されていたんだとか。つまりゲームの評価を見て脚本を変えるとかは一切出来なかった訳で…
ゲームの1年後、モスクワ華撃団の事件を追う内容になってます。
めでたく旧華撃団の面々は封印11年目突入が確定しました。
アニメオリキャラのモスクワ華撃団の生き残りの少女クラーラ。
ゲームの攻略対象としていて欲しかった…と思う程度には可愛い。割と本気で違う作品のキャラとして出会いたかった。モスクワ勢もキャラデザの人が違っていて新花組達と顔が違いすぎて物凄い違和感を産んでしまってます。
- 悪すぎるキャラバランス
- 家族の押し売り
- レイラとクラーラの正体
- 村雨白秋の正体
- 何のためにいるか分からない月組
- 言ってる事と即矛盾
- ゲームとの設定の連携ガバガバ
- 制作スタッフに作品愛が全く感じられない
- モスクワ華撃団について
- ED曲「桜夢見し」
- アニメまとめ
悪すぎるキャラバランス
なんとこのテレビアニメ、天宮さくらヒロインの世界となってます。
神山が欧州に出張に行ってしまって不在、その間の花組隊長代理が天宮さくらです。
ゲームのヒロイン=副隊長なので、天宮さくらがヒロイン確定。天宮さくらが神山への好き好き全開、妄想などが公然と出て来て周囲もそれを認めてるとうな感じなので、天宮さくら以外が推しキャラの人はそれだけでもう見てて辛い内容で…。
ゲームでヒロイン選ばせたのなんだったの?状態。
ヒロイン確定ってギャルゲアニメで1番やっちゃいけないと思うんですが…実際、旧のアニメ媒体は意地でも誰がヒロインかは特定させてないようにしてました。同じ副隊長がヒロインの巴里組は「全員が隊長」って事にして無理矢理解決してました。
テレビアニメはゲーム発売前から同時進行で制作されていたみたいで、という事はつまりゲームのヒロイン選別方法を副隊長にしないという方法はいくらでも出来たという事です。
「1」のデート相手方式でも、「2」の舞台の主役選ぶ方式でも全然良かったわけで。なのによりによって副隊長方式にして、テレビアニメは天宮さくらを隊長代理固定。
しかも神山に選ばれた状態を他のヒロイン(初穂)に嫉妬させる。
他のヒロインは神山をボロクソにこき下ろす。
と言ったとんでもない内容です。
これを旧シリーズでやられたら間違いなく憤死してた。ファンやめてた。
ってぐらいの地雷内容で展開してます。
出番や活躍の場面は天宮さくらとクラーラに全振りで
天宮さくら&クラーラと愉快なモブ達状態。
愉快な仲間達にすらなってません。
ゲームでメイン回がなかった初穂が比較的目立った出番をもらえてますが、神山に選ばれた天宮に嫉妬して暴走したりする悪目立ちなのでむしろ出番がなかった方が幸せなのでは??というかませ犬な立場に。
あざみ・クラリスは2人まとめて日常(ギャグ)回のメイン回はあり。
アナスタシアはメイン回がありません。
ゲームでは初穂がメイン回がありませんでしたがアニメでは今度はアナスタシアがありません。
全12話中8話ぐらいまでモスクワ華撃団の謎(メインストーリー)が一切進まず、適当な日常回がずっと続いてるのでいくらでもアナスタシアメインの話なんて入れられたはずなのに…
なのに天宮はゲーム主人公の神山とデートできたりプレゼントもらったりで1人得してたり。ゲームの主人公の神山くんも天宮に主役を取られてほぼ欧州に出張してて出番少ないし、旧シリーズなら大神さんがやっているであろう役目を天宮に取られたりしてます。
OPにも一応登場していてますが海外の華撃団はただのモブです。伯林のマルガレーテ、上海のシャオロンはボイスすらありません(顔出しはありますが)
キャラバランスがゲーム以上に悪いです。
家族の押し売り
1話から通して「家族」をテーマに描かれています。
「天涯孤独になったクラーラの家族になってくれないか?」
という神山のセリフを皮切りにしつこいほど「私達は家族!」と事あるごとに言って来ます。天宮さくらはゲームの真宮寺教から神山を教祖、クラーラを信仰の神にした家族教に改宗したようです。
本当に家族らしい事をしてくれれば何とも思わないのですが、花組とクラーラが「家族」と感じられるようなエピソードは一切登場しません。このアニメにキャラ同士が仲の良い「家族」と感じられるようなエピソードは一切ありません。(大切な事なので2回言いました)
なのに「家族家族」と連呼して来るので「家族」という言葉が出る度に白けました。
一体どの辺が家族なんですか?
「家族」を言葉でしか表現してくれません。何か花組とクラーラが仲良くなるエピソードの1つでも入れてくれれば良いだけだったのに…クラーラも舞台に立つ事になり、一緒に稽古や公演をしていくうちに仲良くなったとでもしておけばサクラ大戦らしいですし説得力もあったんですが。
レイラとクラーラの正体
アニメのゲストキャラのクラーラ、その姉だったレイラは
「ロシアの研究者に『降魔との共存』を目指し生み出された降魔人間」
「降魔」とは日本の帝都東京に巣食う怨念のなれの果て、という設定なのでロシア出身のレイラとクラーラは逆立ちしても降魔にはなれないはずなのですが普通に「降魔」呼びされています。
サクラ3の巴里の敵は「降魔」ではなく「怪人」「パリシィ」と別名です。
スタッフは「降魔」をサクラ世界の魔物の総称だと勘違いしてるんでしょうか?
というか 『降魔との共存』って…
降魔って共存を試みれる余地なんて一切ない絶対悪な存在なんですが…
ゲームでその降魔の大ボスのせいで旧キャラが10年以上封印とかやっておいて続編のアニメでその降魔と共存ってどういうつもりなのか。
サクラ1~Vまでの華撃団達がやって来た事は一体なんだったのか。
ゲームでは旧キャラ達自身を不幸に追い込み、アニメでは旧キャラ達のやって来た事を完全否定してます。なんですかこれ。セガは一体なにがしたいんですか。
ついでに日本の街中のそこら辺に降魔の力を持った子供がウロチョロしてる、降魔の力を発揮すると目が光る、翼を持っている等の降魔の勝手な新しい設定まで追加。
過去の降魔・殺女はそりゃ翼持ってますが、別に上級降魔の特徴って訳でもないです。
今までずっと降魔を絶対悪として戦い続けて来ていて尚且つ苦楽を共にした仲間を降魔に奪われている神崎すみれに「降魔」人間のクラーラを家族、家族を取り戻して来なさい!というセリフを言わせたりも。
キャラ全員が「降魔」をアッサリ受け入れすぎ。
ゲームの時点でサクラの基本設定すら怪しいとは思ってましたがズバリでした…
そして最終回。
カミンスキーを倒した後にクラーラ(降魔)が帝劇の舞台に立ってしまいます。
帝国華撃団って降魔を倒すために設立された組織だったはずなんですが…??
もう根本の根本を破綻させててメチャクチャ。
「降魔迎撃部隊」ではなく「降魔歓迎部隊」にでも改名して下さい。
例えば、レイラとクラーラは単に研究によって生み出された霊力兵士とかでも全然いけましたよねコレ。旧サクラ大戦には幼少の頃に霊力実験されてたキャラが実際に存在しますし。
降魔人間を生み出す狂気の実験をしているレイラとクラーラの母的な存在の女性研究者、何故か良い人扱いされてるんですがどう考えてもその人諸悪の根源の1つですよね…
最終回クラーラ「私の力はみんなを不幸にしてしまう…(正解)」
最終回 天宮「あなたの力は新たな世界へ繋がる架け橋…希望なのよ」
いえ、降魔は絶対悪なんでその力は絶望の力です(断言)
まあクラーラとレイラを降魔とする前提からして有り得ないんですけども。
村雨白秋の正体
ゲームで朧と謎の伏線を残していた白秋。
ハッキリと説明があった訳ではありませんが、明らかになったのは白秋は隕石に乗って地上に降りて来た翼を持つ人間ではない存在。そして、降魔と人間の共存派で降魔の子供を保護している。
共存派かつ人間ではない存在、という事なので朧のゲームでの態度や剣の流派が北辰一刀流などのちゃんとした流派ではなく我流だと言ってた意味も分かりました…が、その隕石のせいで本アニメのラスボスのカミンスキーに力を与えてます。
カミンスキーがこのアニメの話の騒動を起こすそもそもの原因が白秋です。
ロシアの降魔研究者が「ある上級降魔から採取したM細胞を…」と言っていますがそれが多分白秋の事なのでレイラとクラーラが降魔人間になった原因も白秋。M細胞の「M」が「村雨」のMなのかなと。
なので、むしろこのアニメのラスボスのカミンスキーより白秋の方を倒すべきなのでは…??
共存できるはずのない降魔との共存を望み、このアニメのラスボスを産む原因を作った白秋はもう存在そのものがサクラ大戦の設定の破綻というか。
ゲームではただオムライス喰ってただけで何のためにいたのか分からないキャラでしたが、アニメではそれがウソのように出番があります。天宮と並んで主人公かな?ぐらいの活躍と出番があります。
その出番と役割はどう考えてもメインの花組に回すべきですよね…
花組はロボットに乗ってやっと戦ってるのに対して白秋は生身で戦っててめちゃくちゃ強い。人間じゃない何かなので生身でも強いのは分かるんですが、メインの花組の存在意義まで喰ってるという。喰うのはオムライスだけにして下さい。
戦闘見てての私の感想が、
これ…花組いる?
もう白秋1人でいいんじゃないかな?
でした。
隕石に乗って来た何か、という事は宇宙人の可能性もありますし。
サクラ大戦の敵は「都市が発展する上で生まれた闇」「都市に巣食う闇」なのでもう完全範囲外です…。
地球上の存在ですらないかもしれない白秋が降魔扱いだとするともうメチャクチャ。
最終話のラストで羽を広げてどこかに飛んでいってしまいます。
もう何が何やら…
何のためにいるか分からない月組
風組(花組のロボットを戦地に輸送したり軍船の操縦する)
月組(情報収集・隠密部隊)
と、いろいろな部隊があって(旧シリーズには夢組とか奏組とかもっと種類がある)新サクラに出るのは上記の3つの部隊なのですが、ちゃんと情報収集部隊のキャラを設定してあるのにも関わらずアニメでは情報収集を風組(こまち)と花組(あざみ)が何故か行ってます。
「商人のツテ」という謎の情報源で国家機密級だろう写真をこまちが入手してきたり。ここは普通に月組に写真持って来てもらったで問題なかったはず。
月組の唯一の出番は7話。完全にギャグ回で、天宮と神山のデートと尾行するとかかなりどうでも良い事に駆り出されてます。仕事して下さい。
旧シリーズだったら旧の月組の加山雄一が普通に情報収集してくれてるでしょう。
サクラ大戦詳しくない人が書いたのはもう明確に…いえ、詳しくないにしても「月組は情報収集が役目」ぐらいの設定は資料を見て分かる気もするので、脚本の人の力量でしょうか。
あとネタバレに全く配慮してなくて、アニメ初見勢にとってはお前ら月組だったのかよ!!ともなります。
月組に限らず全体的にキャラ多すぎて扱いきれてない感じです。海外の華撃団はモブかガヤとしての役目しかやってないですし…自分達で沢山キャラ作っておいてこれとは。
相変わらず無能な華撃団連盟
ゲームでは世界華撃団連盟のトップがゲームのラスボス(敵)
でしたが、アニメでも連盟の上層部に敵が入り込んでます。
いやどれだけ無能組織なんですか…マジで即刻解散して下さい。
アナスタシア「まさか連盟の屋台骨が腐っていたなんてね…」
クラリス「でもこれで連盟も正常化するんですね」
むしろ連盟に腐ってない時期、正常だった時期なんてなかった。
言ってる事と即矛盾
序盤の方でカミンスキー達が登場した時、カミンスキーがモスクワ華撃団達は事件で火傷を負ったため鉄仮面をつけているんです!と言った直後にレイラが仮面とマントを取って無傷な姿を披露したり
(*ニコニコのコメント)
そもそもレイラ仮面付ける意味全くなかったよね。何で着てた。
神山・エリス・ランスロットが勇敢に華撃団連盟に入り込んでた敵を倒した直後に
神山「欧州各国はカミンスキーの圧倒的な力に恐れをなして降伏する方向で…」
(*ニコニコのコメント)
欧州の華撃団2人(しかも好戦的な性格)が活躍した直後に戦わずして降伏。
数秒前の欧州の華撃団の2人まるで降伏なんてしそうにない態度だったんですが…?!
それにカミンスキーの力がいかに凄かろうと、カミンスキーの戦力は1戦艦だけです。どう考えても即降伏するレベルではない。
しかもそういった脅威から都市を守るための「華撃団」が世界中に出来たという設定のはずなんですが…自分達の作った設定すら即ぶん投げてるという意味が分からない事をしてて。しかも1つや2つじゃないという。
ゲームとの設定の連携ガバガバ
ゲームで降魔皇を封じる鍵だった天宮さくらの刀「帝剣」。
封印が解かれると世界滅亡レベルのどう考えても一個人が持っていてはいけないアイテムを未だ天宮さくらが普通に所有してます。重要度を考えたら天宮さくらから取り上げてどこかに封印しなくてはいけないです。
旧シリーズで似たアイテムの「魔神器」は普段は帝劇の奥深くに厳重封印されてる様子が描かれてました。仮に帝剣を封印出来ない理由があって、誰かに所有させておかないといけないという話であったとしても天宮さくらは不適当です。
日本だけでなく世界レベルのアイテムを情緒不安定すぎる未成年の少女が普通に所持しています。
しかもそれだけではなく、物語中であざみが天宮に「はい、忘れ物」なんて軽いノリで帝剣を渡す場面があったり。あの世界の人達正気なんでしょうか。そんな一個人のウッカリに自分達の命がかかってるんですが。
旧華撃団達が身を捧げて封印して、その鍵がこんな軽い扱いなのも…
一緒に封印された旧キャラ達への冒涜も良い所です。
それというのも、おそらくこのアニメはゲームと同時進行で制作されたという話ですので、ゲームの設定はこうだよ!とアニメの脚本や設定を作ってる人に対してちゃんと連絡・連携が取れてなかったものと推測されます。
つまり天宮さくらの刀が重要アイテムだとアニメの話考えた人が分かってなかったのでは?という可能性です。
他にも、天宮さくらの母親は降魔が原因で死亡しているのですが
「降魔」人間であるクラーラを何の抵抗もなく家族として受け入れたり。
ゲームとアニメの整合性が取れてない所が随所に見られます。
無理してテレビアニメなんて作る必要なかったんじゃないですかね…
制作スタッフに作品愛が全く感じられない
時代考証的にもアウトなシーンが
円形蛍光灯が普通に一般家庭に。
史実の円形蛍光灯は1953年(戦後)東芝が日本で初めて環形蛍光ランプを製作…らしいので太正時代(史実だと昭和初期)にこれがあるのはおかしい。
電気ではなく蒸気を動力源とした技術が発展してる世界です。
背景を描いた人、一般家庭の背景だからって単純に円形蛍光灯描いただけな気がします。つまり世界観とかサクラ大戦に対する愛がないというか。
他にも真宮寺さくらがイメージ映像で出演するシーンが2か所ほどあるのですが
戦闘服のカラーリングを盛大に間違えてたり
正しくはこう
腕のラインが何故か白→本当は黄色
腕の上半分がピンク→本当は黒
腰のベルトがピンク→本当は黒
ストーリーも酷いですが、アニメの作画スタッフにもサクラ大戦、作品に対する愛が全く感じられないという。世界の華撃団が中継見てる部屋が色変えただけのコピペ部屋だったり、手抜きという手抜きばかり。
モスクワ華撃団について
クラーラが「モスクワ華撃団の生き残り」という設定でしたが結果として、カミンスキー・レイラ・クラーラはモスクワ華撃団の所属ではありませんでした。
本物のモスクワ華撃団達が死亡した後にしれっと名乗っただけ。神山の持ってたメモに載ってる名前しか登場してない子達ですが華撃団の人物をガチ死亡させました。
だから華撃団ってそもそもそんなに気軽に作って良いような組織ではないですし気軽に潰したりあまつさえ華撃団のメンバーを死亡させていいようなものじゃありません。
モスクワ華撃団は犠牲になったのだ…ご都合シナリオの犠牲にな…
それと、カミンスキーとレイラが事ある事に謎バレエを披露してたりしましたが(会話しながら踊ったり)2人が本当にモスクワ華撃団関係者なら主にバレエ中心に舞台やってたのかなで納得できる話も、なんで降魔人間の研究者やってたカミンスキーとその実験対象だったレイラがそんな本格的なバレエ出来るの?という疑問が…
しかも付け焼刃ではなくレイラは高難易度で有名な「白鳥の湖」の黒鳥役を世界に通用するレベルで踊れる描写があったりもするので。
脚本の人そこまで考えてなさそう。
ED曲「桜夢見し」
ED曲の私の感想はサクラ大戦らしさを全力でゴミ箱に捨てたような曲。
(注・にわかとかではなく、今まで初代帝都・巴里・紐育・奏組と500曲以上の歌曲ほぼ全てのサクラ曲を聴いた人間の感想です)
曲としての完成度が低いという話ではなく、全然サクラ大戦らしくない…という話です。歌の難易度よりもサクラらしさを優先して欲しかった。
それにこの歌、ゲームのEDと同じく歌ってるキャラが新花組5人+海外華撃団なのですが海外の華撃団達はアニメにほとんど出番がありません。ほぼモブなのにEDを歌わせられてます。
上海のホワンユイにかぎっては最終話までしゃべらないのにED歌ってるという意味不明な事に。海外華撃団の子達の声優目当てでアニメ見始めたら全然出ないんですけどー!?って事態にもなりかねませんね…
ついでにサクラ大戦といえば歌、で旧作のテレビアニメ版ではテレビに合わせて新曲が大量に書き下ろしてるんですが新曲はこのEDと1話で出た天宮さくらとアナスタシアの舞台曲の2曲だけです。
ついでにサクラ大戦と言えば舞台歌劇なのに舞台描写が1話冒頭と最終回ラストの2回しかありません。新サクラ大戦ゲーム本編でも舞台描写が希薄でしたし。
旧作のアニメ作品は何かにつけて舞台描写を入れてたのに…
アニメまとめ
ラストの最終兵器的に旧サクラの霊子甲冑の試作機「天神」と同じ名前の霊子戦闘機「天神」が登場したり、巴里のリボルバーカノンのオマージュかリスペクト兵器「大弓ちゃん」が登場したり司馬令士のシーンはコミカルで楽しいとか、良い所もなくはなかったんですが…
サクラ大戦の世界設定が破綻してる事が判明し、ゲーム以上に酷い内容でした。
ゲームの時点ではパラレル、沢山あるサクラ大戦世界の分岐のうちの1つの世界とでも解釈しよう、と思ってるとこのブログの記事にも書きましたが新の世界は降魔の設定とか世界そのものの基礎が違う事が発覚。
こうだと思ってたのが
こうでした。
元のサクラ大戦からの分岐世界ですらありませんでした。
サクラ大戦にちょっと似てるだけの完全別世界。
唯一の旧シリーズからの繋がりである神崎すみれも完全に別人ですし。
ラストバトル後、お約束の勝利のポーズもなしでした。
旧シリーズのシリーズ構成のあかほりさとるさんが「海軍・陸軍の学校の名前間違ってる」とTwitterで指摘されてりまでもしてて。
もう発売から経ったんで、「新サクラ大戦」で見つけたケアレスミスを一つ。
— あかほりさとる@うそつき光秀 発売中! (@poli_aka) May 29, 2020
あの世界は架空の「太正」なので、史実とは異なる設定にしていて、
史実では、幹部養成は、陸軍→士官学校、海軍→兵学校。
架空なので、逆にして、「海軍士官学校」にしておいたのだけれど、忘れられちゃってたねw
降魔の設定も違う、学校の設定も違うとなれば
ゲームもアニメもここまで酷いものを旧サクラ大戦シリーズの地続き作品として自信満々に出して来たセガさん、本気なんでしょうかね…??
最終回のEDの後にいきなり出て来た映像
レイラとクラーラを操ってた青い石が光ってる所に謎の影
よく見たらこの影レイラだった。生きてたのかよ!!!!
そして青い石の光が吸い込まれた空の先には…先には…はい??!
いきなり幻都の謎伏線ブチ込まれました。
ゲームもアニメも続編前提かよ。
参ったねコリャ。
だからゲームはゲーム、アニメはアニメで完全に完結させて下さい。
もはやこんな設定破綻してる世界に旧華撃団達が帰って来ても幸せになれそうにないので新の世界の旧華撃団達はむしろ封印されっぱなしでも良いんじゃない?ぐらいに思ってるので、もうやめてくれ…ってなりました…
セガさん、早く新サクラ大戦は旧シリーズとは関係ない世界ですって言って下さい…
それをしてくれたなら好きにやればいいんじゃない?ぐらいにはなるんですが、このままのスタッフで幻都と旧華撃団回りを扱われても死体蹴りされた上に念入りに何回も丁寧に死体を切り刻まれたような気分です。
旧キャラ出て来たとしても藤島顔じゃなくて久保顔になってるんでしょうし…
新サクラ大戦関連はアニメで凍結してこのまま幻都関係も凍結して欲しいってのが私の正直な気持ちになります。
旧シリーズはやはり未だに好きなんで何かあれば応援はしますけども。